
世界保健機関(WHO)は4日、大西洋を航行中のクルーズ船で発生したハンタウイルス感染疑いについて、一般市民へのリスクは低いとの見解を明らかにした。
WHOによると、感染の可能性があるのは計6人。うち3人が死亡し、1人が南アフリカで集中治療を受けている。
残る2人は船内に待機しており、治療のためオランダへの搬送が調整されている。船には約150人が乗船し、乗客には自室待機が指示されている。
クルーズ船はオランダの会社が運航し、アルゼンチンから南極を経由してカボベルデへ向かっていた。乗客には英国人、米国人、スペイン人が多く、死亡した3人はオランダ人夫婦とドイツ人である。
ハンタウイルスはネズミの咬傷や排泄物との接触で感染し、発熱や呼吸器疾患を引き起こす。まれに人から人への感染も報告されている。